患者さんが割と知っている歯周病と関りがあるとされている病気。ご存知かと思いますが記事でもふれたいと思います。
歯周病は、口腔内の健康だけでなく全身の健康にも影響を与える可能性のある病気とされています。近年の研究から歯周病と全身の様々な病気との関連性が明らかになってきました。
歯周病治療をすることで病気が治るわけではありませんが、歯周病治療を行うことで歯周病菌を抑えることでリスクを下げることができます。
今回は歯周病と関係が深いとされる病気をいくつかご紹介します。
糖尿病
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歯周病は糖尿病の合併症の一つで相互に悪影響を及ぼしあう関係に
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糖尿病の人は歯周病にかかる確率が健康な人の2倍以上
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免疫力が下がっているので歯周病が重症化しやすい傾向
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口腔乾燥により歯周病菌が増殖、活発化しやすい傾向
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歯周病菌が出す毒素による影響で血糖値が上昇して糖尿病の悪化につながるリスク
喫煙者
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非喫煙者より歯周病のリスクが3倍以上
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副流煙(受動喫煙)でも歯周病のリスク
心臓病
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歯周病菌が血管から全身に広がることで臓器に感染症を引き起こす可能性
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動脈の血管壁に付着して炎症を起こすと狭心症や心筋梗塞のリスク
肺炎
・口腔内の細菌が唾液や食べ物と一緒に気管に入り込むことで肺炎を引き起こすリスク。特に高齢者は注意が必要
妊娠中
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妊娠中の歯周病は早産や低体重児主産の危険性が約7倍高いリスク
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歯周病が妊娠に与える影響はアルコールや喫煙の約2倍
認知症
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歯周病菌が脳に影響を与え、アルツハイマー型認知症などの発症や進行に関与するリスク
歯科の立場から歯周病予防は口腔内の健康だけでなく全身の健康を守るためにも重要なことです。歯周病予防のために「毎日の丁寧な歯磨き、定期的な検診、バランスの取れた食生活、禁煙」を心がけましょう。
